久しぶりの立体なしの、壁面だけに絵の展示のある二人展です。
石塚一男さんの水彩画 そして岡田佐知子さんのフレスコ画。 フレスコ画は創では、初めての展覧会だと思います。
聞いたことは、あっても水彩画とフレスコ画の違いなんて全然 分からない私は、作家が到着するや、お二人に質問してみました。
ヨーロッパでは家の壁や、塀などに描かれた絵が何百年も経った今でも きれいに残っているのは知られています。 絵を描くのに、日本画でしたらニカワ、油彩画でしたら油、水彩画なら ノリを絵の具にまぜるそうですが、フレスコの場合、石灰がノリの役目を してくれるので、絵の具の方に接着の役目がなくてもいいのです。
つまりフレスコとは、砂と石灰をまぜて作ったモルタルで壁を塗って その上に水だけで溶いた顔料で絵を描く方法。フレスコと他の技方の一番 異なるところは、画面の絵の具の定着を溶剤に頼らなくてよい、という ことのようです。
技法のお勉強はこれくらいにして、どうぞお二人の作品を鑑賞してください。
石塚さんの大人っぽいシックな花の世界。
岡田さんの石に描かれた花たちのなんと、繊細な驚異の世界!
ぜひ、ご自身の目で御確かめください。
この展示は26日(水)まで開催いたします。
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