最近の展示ではあまりお目に掛かれない、ビッグサイズの抽象絵画です。 元気の出るような色、赤、黄、緑、青などで埋め尽くされています。
野原さんは、「日常の中で起こっているイメージを色と形を使い 抽象絵画の中に表現しています。何かを描いたという具体的なイメージや形が あるわけではなく、見る人が絵画の正面に立った時に、それぞれの感じた イメージを体現してもらえたら幸いです。」とおっしゃっています。
はじめは具象画も描いていらして、風景画といっても山や海でなく 街中などだそうです。でも今はこのような抽象画ばかりを描いていらっしゃるそうです。
絵の具も油彩からアクリル。そしてまた油にもどったり。今は乾きの早いアクリルを使われているそうです。薄く何度も塗り重ねよく見ると下の色も 見えてきます。
会場で目に飛び込んでくる、大迫力 150号の絵はついこの間まで 金沢の21世紀美術館に展示されていた作品だそうです。
大きな絵にはさまれた真中に飾られている小さな絵の愛らしいこと! 私は個人的にミニチュアサイズのものに弱く、この小さな絵にハートを 鷲づかみされてしまいました。
野原一郎展は7月5日(水)まで開催いたします。 皆さまのお越しをお待ちしております。
吉祥寺のギャラリー・貸し画廊 リベストギャラリー創ブログ
|