通算8回目となります木下泰嘉展。今回は富士山が目立っています。 木下先生の版画と言えば、ぼってりとした存在感のあるチューリップがまず 思い浮かぶのですが、今回は花は少なめです。それでもチューリップ 2点と朝顔、ひまわり、菊、ポピー、とそろっています。
今回初めて、色紙に木版画で刷ってから手彩した作品もございます。 これらの額がまた、マットの部分が見どころとなっております。なんと 先生が古い着物を買ってその生地でそれぞれの富士山に会うマットを制作 されたそうです。細かい作業で特に角の部分は縞柄など見事な出来栄え です。ぜひじっくりと見にいらしてください。
大きな額の富士山はそれぞれに大変見ごたえのある仕上がりとなって います。私は特に赤富士の色に魅せられました。川でも湖でもなさそうな 桃色の花畑のようなところに富士が映っているようなのも、いろいろと 想像がかき立てられます。
多くの生徒さんから慕われていらっしゃる木下先生。今日もたくさんの 生徒さんがみえました。先生はここには毎日出て来てくださるそうですので ぜひ絵のお話をしにいらしてください。
この展覧会は9日(水)まで開催いたします。
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